2015年、明けましておめでとうございます。
穏やかな元旦でしたが、お昼前には冷たい空気が充満し、あっという間に雪が舞いました。
積もるというほどではありませんでしたが、草地や枝はたちまち白くなりました。
地域によっては深刻な寒波になっているようです。
みなさま、お気をつけてください。
ところで。
30回連載した『ルーの物語』を昨日で完了しました。
いかがだったでしょうか。
荒唐無稽なお話から、すぐそこにありそうなものまで取りそろえたつもりです。
連載中、いくつかご質問をいただきました。
お答えになるかどうかわかりませんが、書いてみましょう。
登場人物のモデルはHikariさんですか?について。
今回は、エピソードの一部分が実体験ということはあっても、登場人物の誰かがまるきり自分をモデルにしたものはありませんでした。
この連載を構想していた時に、一番最初に手掛けたのが、最終話の『ララルー』でした。
これは、実体験が着想のきっかけになっています。
でも、ドラマチックになるように、さまざまな脚色を施した結果、実体験とは別の話題になりました。
現実は小説より奇なりです。
実体験のルポの方がスゴイかもしれません。
面白いお友達が多いのですか?について。
人見知りなので、「多く」はありません。
ですが、魅力的な方ばかりです。
でも、知人をモデルにした話は書かないと決めているので、小説の中に出てくる面白い人々は、私の身の回りにはいません。
Hikariさんはどの話が一番のお気に入りですか?について。
10番目の『真剣勝負』が一番かなぁ。
しりとりで結婚後の苗字を争っていた二人の物語です。
あれは、書いていて笑ってしまいました。
甲乙つけがたいのが19番目の『カレーの味』。
一人の女性の心が揺れ動く様子がリアルに描写できたような気がして、お気に入りです。
それから9番目の『女友達』。
大好きで気安いからこそ出る失言のお話です。
みつばちマーヤのくだりを夫に話したら、大笑いしていました。
あと、13番目の『翻訳』。
いろいろ調べて、面白かったです。
8番目の『神無月の約束』と14番目の『行雲流水』の2作は、いつかどなたかのお力を借りて、絵本にできたら嬉しいなぁと思っています。どちらもとっても気にいっています。
そんなこんなで、短編は初挑戦でしたが、なかなか楽しい試みでした。
何度か繰り返し出てきたミノ君とルー君のその後なんかも、書きたいネタです。
仕事の都合で、毎週日曜日にしか更新できない状態は続くと思いますが、よかったら今年も遊びにいらしてください。
次の連載は、街の片隅にある、小さなバーを舞台に繰り広げられる予定です。
明日から秋田に帰省します。
皆様、楽しいお正月をお過ごしください。
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