早起きに頑張らない朝をゆっくりと過ごし、ミュシャ展にでかけた。
あれだけ「オシャレな周囲の人々」にビビっていた割には、自分のスタイルを貫くくまさん。
変なヤツだ。

六本木についてみると、平日の午前中など、歩いているのはテレビ局関連か?と思われる人と、観光客ばかり。この雰囲気の中ではくまさんのラフな格好も大して浮かない。
よかった〜。
安心が顔に書いてあるぞ。

みどりの窓口で購入した、新幹線チケットと同じ紙に印字された入場券を提示する。
あの、あこがれの、絵付きのチケットが手に入る瞬間だ!
行列するのはくまに任せて、私は脇で待っている。
ワクワクワクワク

ミュシャ展当日券ほ。
きたきた〜!
え?

確かに、絵はついてる。
しかし、これって六本木ヒルズの絵じゃないの??

こうして私の愚かな目論見は、儚く潰えたのであった



ミュシャの作品は本当に美しい。
くまさんは、好きだと言うだけあって、一点一点丹念に見ている。

商業的に価値ある絵、華麗優美な絵を描き尽くした結果、もっと人の根本に役立ちたいと思ったそうだ。
なんだか、その辺は分かる気がする。
フリーメイソンに加入していたとは知らなかった。
構図が、モデルが少しずつ変わっていく。
筆致が少しずつ変わっていく。
その変化を見てとれる展示がおもしろい。

ま、言葉では伝えにくいことなので、お近くの方は足を運んでみてほしい。
一見の価値ある展覧会だ。

ミュージアムショップで、パンフレットにもなっている絵のクリアファイルを購入したくて覗きに行ってみた。
混んでいるのなんの…!
ほしいものは手に入れたけど、くまさんは壁にはりついて近寄っても来なかった。

あれから1か月。
ミュシャのクリアファイルは毎日通勤かばんの中で微笑んでいる。






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