絶不調の日々を過ごしている。胃腸炎だ。
原因の8割はストレス、残り2割は悲しい出来事の衝撃。
お客様が突然亡くなった。
前日までお元気だったのに、こんなことってある?
直接の担当者たちは混乱を極めている。
まだ若い我がチーフは、必死で冷静さを装っているが、動揺は隠せない。当然だ。
私の役割は、チーフに代わって全体に目を配り、目の前の日常、他の多くのお客様の今日をお守りすることだろう。誰よりも冷静でいなくてはならない。しかしそれは、意識できていた以上に難しいことだったようだ。
お通夜に参列するため着替えようとして、自分が強い寒気と腹痛と頭痛を感じていることに「気がついた」。その時まで、そんな状態だとは気付いてもいなかった。
その時から、食べられず、眠れず、休めない時間が続いている。
消化できない。
気付くと顔や体に異常な力がこもっていて、意識して抜いたつもりでも、またすぐに力みかえっている。
初夢を見たのが2月末という、めでたい睡眠状況だったのに、同じことをグルグルと段取り、反省を繰り返し、考えているのを、朝目覚めた時に覚えているのだ。
絶え間ない吐き気と痛みと。
そこへ、かわいがっていた甥っ子から連絡がきた。
彼は、大学進学を勧める私を振り切り、両親である弟夫婦を説き伏せて、海上保安学校に進んでいた。
「○○○」という巡視船で尖閣諸島へ行ってきます。
かわいい女の子のような名前をしたその船は、重要な任務を帯びているらしい。YouTubeでその船を見てみると、 心細いくらい小さく見える。が、船上の人が動いた。あれ?人が小さい。ってことは??
名前に似合わない大きな船だった。
尖閣諸島…
またまた、消化しきれない。
心と体はつながっている。
心が消化しきれない時、体も消化をやめてしまう。
胃も、腸も、痛くて痛くて、動いてくれない。
それでも、私の心は、この出来事を消化しようとしている。
だから、体も、吐き気はしても吐くわけではなく、どんなに痛んでも下しもしない。
だけどきっと、いつまでも拘って、抱えておくのはかえってよくないのだ。
そう思えた途端に、お腹を壊して仕事ができなくなった。
職場ナンバー1と言われていた花粉症が、この3年間ほぼまったく出ていない。
そんな方法があるなら教えて!と、ずいぶん聞かれるようになった。
それなら書いてみようかと思う。
実際に私がしたことばかりだが、これは「私」にしか効かないのかもしれない。
それでもよければ、読んでみてほしい。
そして、花粉症克服のスタートは、この一言だったのだ。
心と体はつながっている。

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コメント
コメント一覧 (4)
Hikariさんも絶不調とのことで心配です。
心が不調だと、体調も悪くなりますね。
だから、嫌なことがあっても、空元気で頑張ります。
たとえ作り笑いでも、だんだん力が湧いてくる感じがします。
あとは、エッセイ。
書くと気持ちが楽になり、心のデトックスができると思います。
タイトルを見て、おおっと歓声を上げたくなりました。
さてさて、どういう展開になるんでしょう〜。
お気の毒に思っています
消化については気分と密接な関係があるようです
怒ると胃液分泌が活発になり、悲しむと出なくなるようですね
同僚が昔、取引の前夜に顧客が事故死なさいました
新聞にも載るような珍しい事故で、気の毒に思えました
明日は我が身です
空元気って大事な時がありますね。
元気だから元気に振舞えるんじゃなくて、
元気な体の動かし方をしているから元気が出てくる。
健康貧乏の私はいつも後者のような気がします。
それに、そうそう、書くこと。
毒を読んでいただくのはどうも…と最近思うようになり、
できるだけためになったり笑えたりするネタだけを上げるようになりましたが
正直、確実にデトックスですわ
砂希さんの花粉症克服記10回シリーズを!というお言葉が
最終決断の材料でした。
お楽しみに?お覚悟を??
よい子は真似しないでね?
「あなた、お気の毒ですね」と言われるのを、あまり好みません。
おっしゃっている方は思いやりだけで言ってくださっていると充分に理解していても、どこかで健康自慢の上から目線を嗅ぎ取ってしまうひねくれた心のせいです。
だからね、このブログでまたズッコケたHikariを発見したら「お気の毒です」のかわりに「またまたそんなことになって、キュートですね」っておっしゃってください。
笑顔になって、元気になって、私はあなたに感謝します。