姉さんは、被害者の反対は加害者だと思いますか?
それは違います。
被害者と加害者は同じなのです。どちらも自分の痛みを相手のせいにしているという点では、同じようなものだと思います。

僕は、「被害者意識」の反対は「責任」だと思うのです。「責任」は、自分でそのことに影響力を持てると思っている人にしか取れないものだからです。

姉さんも「最低限の努力」という言葉を、聞いたことがあるでしょう?あれって何だと思いますか?僕はね、自分を被害者にしないための努力のことを「最低限の努力」と言うのだと思うのです。そして、最低限の努力をしている人が、自分の人生に責任を持っている人だと思うのです。

日焼けをすると赤くなってヒリヒリしますよね。そのまま放っておくのは、日焼けの被害者です。めんどうでも冷蔵庫から保冷材出してきて冷やそうとして初めて、被害者意識ではない在り方ができるんです。

自分がかわいくないと思うなら、生まれつきだと諦めるのは被害者です。ほんのちょっとでもかわいくなろうと、自分に似合う口紅選ぶのが、被害者意識とは逆の在り方です。

メールが来なくて淋しい時、あの人は忙しいのよと黙っているのは、自ら「無視の被害者」であることを選んだのと同じです。向こうから勝手に気付いてメールしてくれるのを期待するかわりに、「淋しいの。手が空いたらメールちょうだい。」とお願いしたらいいのです。要求ではありません。お願いです。

お願いを聞くか聞かないかは、相手の自由です。でもね、忙しいさなか「大丈夫か?」と5文字返事がきたら、心の底から感謝が湧くでしょう?「忙しいでしょうに返信ありがとう」って言いたくなるでしょう?そう言われたら、相手だって、ちょっと気にかけてよかったなって思うじゃありませんか。 







人気ブログランキングへ