半袖の人が増えた。
グレーや黒ばかりの冬が終わり、春になると、街ゆく人もカラフルになって楽しみが増える。あの服かわいいな、この着方真似してみたいな・・・

着ることにあまり意欲がない私は、おしゃれの仕方がわからない。だらしないわけでもないし、安物ばかり…というわけでもないのに、垢抜けない。早い話、センスがないのだろうな。

出勤で出会う女性たちのファッションを見るのは、とても参考になる。ほうほう、へぇ〜と見ていて気付いた。今年だからかもしれないけれど、目をひかれる人たちは、みないろいろな色や形の服を重ね着しているのである。

襟元からチラリと別の色がのぞいている。その上からおしゃれな形のカーディガン。ストール、カバン、靴。なんて複雑な組み合わせなんだ。暑くないのか?そうか、そんなふうに着るのか〜。複雑って美しい。

思えば、平安貴族たちは、さまざまな色の衣を重ねて、色のおしゃれを楽しんでいた。古語辞典が大好きだったのは、巻頭にあるカラーページの「襲の色目(かさねのいろめ)」というページを見るのが好きだったからでもある。

複雑な美しさを愛する日本人。リンクをつけてみようかな。
http://www.bb.em-net.ne.jp/~maccafushigi/mac/7.htm
こんな感じ。色のついた薄い生地を重ねて透かすと、別の色になる。きれい!

通り道にある、大きなガラス窓に自分が映る。スリムなデニムにシャツ1枚。じつに潔い。潔すぎてなんの深みも工夫もない。後ろを小学生が通り過ぎる。おお、私と同じじゃないか。なんてこった。私のファッションは小学生並みってこと…





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