グレゴリーのカバンが好きで、愛用している。
様々なサイズで計4つ。
どれも、オーソドックスな色柄ではなく、なかなか奇抜なものばかり。
気配りの行きとどいたデザインのおかげでとても使いやすいのだが、なぜか格好良く使えないできた。
なぜだろう。
他の人が持ち歩いているのを見ると、とってもスタイリッシュなのに。
サッカー観戦のお供には、一番大きい方から2番目のカバンを使った。
ところが、やはりカッコ悪い。
通りすがりの鏡に映る自分を見てがっかりした。
なぜだ??
冬のサッカー観戦は、甘く見ると痛い目をみる。
とにかく寒い。
陽が翳ってしまうと気温が急に下がるし、風が吹けば体感は氷点下だ。
ベンチコートにハーフサイズのブランケット。ネックウォーマー、帽子。
防寒グッズは数多い。
カバンの中はそれらでパンパン。
温かい飲み物入りの水筒なんか入る余地がない。
途中で財布を出そうなどしようものなら、宝探しのような大変さだ。
サッカー場に行くと、みなさんカバンが2つになっている。
貴重品と防寒グッズが別のカバンらしい。
なるほど。
ならばと、自分も2つに分けてみた。
たしかに、宝探しをしなくてもよくなった。
ところが、それでも何かおかしい。
スタイリッシュではないのだ。
いったい、何が違うのだ???
4つ目のグレゴリーを手に入れたのは、お正月休みのこと。
今までで一番容量が小さい。
通勤バッグからこちらに財布などを移していて、ふと思った。
「明日絶対に必要なものだけ入れることにしよう。」
化粧直しのポーチはお留守番。お薬バッグもいらない。
歯ブラシセットも明日は使わない。
財布、眼鏡ケース、ティッシュケース、ハンカチ、定期券、読みかけの文庫本。
小さなバッグだけど、すき間がたくさん。
どれもすぐに取り出せる。
もうちょっと入れようと思えば入るけど、今日は入れない。
もうひとつの防寒グッズバッグはパンパンだけど。
この日、その2つのバッグで出かけた姿を自分で見て気がついた。
斜めがけのグレゴリーがカッコいいじゃない。
でも、手提げはカッコ悪い。悪すぎる。
ということは・・・・。
わかった、わかった。
そういうことだったのか〜。
これで私も、脱カバン不美人


この発見は、カバンだけではなくて、人生全般に生かせそう。
コメント
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ネットで知りました
「レンズの沼」「バッグの沼」です
嘲笑していた自分が懐かしくさえ思えます
現在、シーンに応じて5つのバッグを使い分けております
いや6つだ…忘れかけていたものさえあります
バッグに罪はありません
問題は使う側のライフスタイルなのですね
適材適所、いい宰相になりたいものです