気付けば、20年もネットで文章を書き続けている。古いものは保存して、自分にしか見られない状態になっている。悲しいこと、嬉しいこと、苛立つこと、悩んだこと、いろいろな形でいろいろ書いたけれど、なぜそんな文章を公開したいのか、 自分でもずっとわからなかった。それが、今回『毎日が充実』を書いているうちに、ふいにその答えをつかんだ気がする。今回から、その答えに従って記事を書いていこうと思う。
さて。
100円ショップの品物には、どうやら当り外れがあるらしい。
接着剤などは残念だがやめたほうがよい。つけた端から落っこちてくる。でも、ガラスに絵を描くための「ガラス絵の具」などは素晴らしい。たっぷり遊べてシールもできる。
パーティーグッズコーナーなども面白い。別にパーティーの予定はなくても、何かないかな?と見て歩くと、不思議とアイディアがひらめいたりすることがあるからだ。
先日、サウナに持っていく濡れてもよいネット袋はないかと100円ショップに行ってみた。洗濯ネットでは味気ない。あちらこちらのコーナーを探して歩くうち、まぁ、これならよいかと思うものを見つけた。ピンクの生地に金色でキティーちゃんが描いてあるのには引いたが、まぁ、よいよい。
そのままレジに急ぐのでは、「プロセスを大切に」に反する。レジに向かう棚の商品を、丹念にのぞいてみた。すると、おもちゃのお金がたくさん並んでいるところを見つけた。大きさ、図柄とも絶妙だ。本物とだまされる恐れはほぼなし、だけどよくできている。1000円札や10000円札は両面印刷で、100枚ずつ束ねられている。見事な札束だ。
10000円札の隣に、何か違和感のある札が並んでいる。
よく見たら、1000000万円札ではないか!
もちろん、こんなお札は存在しない。パーティーなどでお使いくださいと書いてある。これも100枚入りだ。ということは…1袋…1億円!?105円で1億円買えるなんて、お宝鑑定団にも滅多に出ないだろう。
百万円札は裏が白いとわかった途端に、ひらめいた
これをメモ用紙に使ったらどうだろう?
思いついたら買っていた。
翌朝すぐ、一番反応がよさそうな同僚にメモを置いてみた。
しかし、何度会っても無反応だ。
もう一度、このメモを置いておこう。丁度、深刻なお願いがあるところだった。
渡した翌日から、同僚は病に倒れ、1週間ほど出勤しなかった。不調な時にふざけたことをしてしまった自分を少しだけ悔いた。
久しぶりに出勤した同僚は、朝一番でやってきた。
「いや〜、二百万円もお給料いただいちゃって、ありがとうございます〜」
書くのも渡すのも、もらうのも楽しいメモなんて初めてだ。
この反応にすっかり気をよくした私は、その日、管理職にメモを渡す必要が生じ、また百万円札を手にした。
会社の命運を賭けるような事件のさなか、管理職の反応は…
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