Win-Win

あなたも幸せ。私も幸せ。

2012年02月


先生。ご迷惑とは思いますが、どうかお聞きください。先生しか話せる相手はないのです。本当にご迷惑だと思います。でも、もう、書かずにはいられません。お許しください。

息子が突然登校しなくなったのを、風邪をこじらせたと連絡しましたが、あれは嘘なのです。本当は、息子は家におりません。どこにいるかは分かっています。無事ですからご安心ください。

札幌に単身赴任していた夫に、女ができていたのです。先日、驚かせようと不意に訪ねたら、なんとその女と夫が仲良く布団を干していました。私は取り乱してしまいました。その女を殴りました。泣いて叫びました。

そのまま家に戻り、息子にすべてを話してしまいました。私はなんと愚かな母でしょう。わずか中2の息子に、そんな話を聞かせるなんて。でも、どうしても我慢ならなかたのです。

息子は、夫とその女に復讐してやると家を飛び出しました。引き留めるべきでした。でも、まだ子供のこと、復讐などできないだろうし、息子の顔を見、文句を言われたら、夫も考え直してくれるだろうと思ったのです。

ところが、夫とその女は、息子をすっかり言いくるめてしまったのです。自分も札幌で暮らすと言いだし、その女を若くて優しい、素敵な人だとまでいうのです。息子も結局男だということでしょうか。先程、夫から離婚届が届きました。親権もよこせと言います。悔しい、悔しい、悔しい。

先生、私の何が間違っていたのでしょう。私は夫も息子も家庭も失おうとしています。家事と子育て一筋に生きてきて、こんな目に遭うなんて理不尽ですよね。両親も他界し、一人っ子の私には、先生しか相談相手を思いつかなかったのです。息子の担任ですから、先生には私を助ける義務があるはずですもの。



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今日もフィクション、モデルもいません。(これ、決まり文句になりそう。)


先生。ご無沙汰をお許しください。散々世話をかけておきながら、学校をやめた後は音沙汰一つないなんて、なんて甲斐のないヤツだろうとお思いでしょうね。あれから、6年もたってしまいました。

今日はご報告があって手紙を書いています。
今度の3月1日、私は高校を卒業することになりました。
高校!?と驚かれていますよね。そう、高校です。

先生に悪態をついて退学した後、私はあの頃必死でしていたアルバイトを辞めました。先生がおっしゃる通りでした。店長は、別に私を信頼していたのでもなんでもなく、安くて便利に使えるから優しくして見せていたのです。

学校を辞めたなら何でもできるだろうと、休みもなくシフトを入れられました。最後は系列の店で売春まがいのことまでさせられそうになりました。いくらグレていても、好きでもない男となんてできないので、必死で逃げました。

とてもショックでした。悲しく、悔しく、何日も部屋に閉じこもって泣いて過ごしました。私には居場所がなかった。母は世間体を気にして泣き、父は母の育て方が悪かったからだと母を殴りました。私は家を飛び出し、友達の家を泊まり歩きました。そして、配達の仕事を始めました。

そうしたら、配達先の住所も名前も、漢字が読めないのです。地図も分からず、役立たずと罵られました。先生が「漢字は一生の財産」とあれほどおっしゃった意味をようやく理解しました。心の底から勉強したいと思いました。

それで、定時制の高校に入り直したのです。仕事と勉強の両立は大変だったけど、私、頑張りました。だから、先生にお願いがあります。
どうか、私の卒業式に来てください。先生と卒業証書を持って記念撮影させてください。そうしたら、私、先生の卒業生になれるでしょう?




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新生Win-Winは、手紙の形をとった、様々な人々の折々を綴っていこうと思います。第一弾は、あなたにも一人はいるでしょう、先生へ宛てた手紙です。すべてフィクション、モデルもおりません。
いまや義務教育以降は、いつでも行ける生涯学習の場になりました。自分で学びたいと思った時が最善の時、ですね。




夕食後、激しい腹痛が始まって、のたうちまわること7時間。

ほとんど眠っていません。

「腸さん、あなたが何か言いたいのはわかる。でも、明日はどうしても休めないの。お願い!」

願いが通じたようで、歩けるくらいにはなりました。



さて。

明日から、ブログの内容を変えてみようと思います。

構想3年。

ようやく、納得できる域に達した気がしています。

こうして自由に、思いつくままに書き綴るのも楽しいのですが、読む方からしたら、何が出るのか分からないというか、読みたいものがいつもあるとは限らないというか、それが読者さんやコメントが少ない理由だろうと思っていました。

いやいや、あなたのその極端に真面目だったり、ずっこけたりを繰り返すところが好きなのよとおっしゃってくださる、あなた様。あなた様は希少な存在です。

それに、自由奔放は十分楽しめたので、少し自分に枠をはめて、その中で奔放さを失わないという、新たなチャレンジをしてみたくなりました。

そうして、フィクションがいい。



以前書いた物語を研ぎ澄まし、最近毎日コメントをくださるFREUDEさんの文体にヒントを得、習作を続けてきました。(FUEUDEさん、お許しくださいませ)

しばらくはぎこちないかもしれませんが、新たなWin-Winもよろしくお願いします!



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一番楽しみにしているのは私かも〜〜〜


セルレグザというテレビがある。

我が家でも、液晶テレビに買い替える時は、最後までレグザかブラビアかで迷った。

結局、サッカーだのフィギュアスケートだのを見ることが多いので、4倍速のブラビアにしたけど、ヨドバシカメラで見たレグザの最高機種、セルレグザは本当に美しかった。

価格も美しく高かったけど・・・・



「くまさん、驚きですよ!セルレグザって、全てのチャンネルを頼みもしないのに1日分、まるまる録画しておいてくれるらしいですよ。それで、保管したいものだけHDDに残せばいいらしい。すごいね。」

「やっぱりあれ見ればよかったなぁという後悔がなくなるんだね。確かにすごいね。」

「そういうの、欲しいですか?」

「いや、そんなのを持っていたら、『これ、よさげな番組だから録画してみようかな』と予測する能力が衰えると思うから、いらない。」

「なるほど、そうだね。『残念だけどしょうがない』と諦める能力も弱くなりそうだ。どちらにしろ、持っている能力を損なうのはもったいないので、我が家には不要ということで。」



ラッコ特集を見逃したと知った時、高尚な会話を全て忘れて、なんでレグザを買わなかったかと本気で後悔した。

再放送があって、教えてくださる方がいて、私は幸せだなぁ。




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そっか。やっぱりセルレグザはいらないのかもしれない。


一日のんびりして、夕方になったら楽しいブログを書こうと思ってた。

珍しく昼寝もせず、本を読んだり家事をしたり。

だんだん動けるようになってきたなぁ。



意を決して、温かそうなパンツを1本調達に行くことにした。

「マング〜チュッチュチュッチュチュッチュッ♪」と歌いながらゴキゲンで歩いていたら、何も凹凸のない、まっ平らな道でつまづいてコケそうになった。

その姿を見ていたらしい若い女性がプッと吹き出し、しまったと思ったらしく、顔をそむけて足早に去ってしまった。



くやし〜い

もう、自分が情けなくって、ブログなんか書く気になりませんよ



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筋トレしないと若くしてヨボヨボになっちゃうわ


今日は1年前からお約束の休日出勤でした。
大きなイベント。
ただ参加するだけの予定が、ひょんなことから運営係のひとりになっちゃいました。


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それにしても、休日出勤というのは、どうしてこんなに気が重いのかな。
もう、ずっしりですよ。


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仕事の中身は何なのか、先に知らせていただいているわけで、そんなにドキドキするほどのこともないはず。


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なのに、久しぶりのこともあり、やっぱり大きなイベントの運営係は気分が盛り上がるわけです。


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仕事の後もいろいろお付き合いがあったりして、そちらは予想外の展開だっただけに、どうなることかと一瞬緊張。


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そんなこんなで、帰宅した時にはもうクタクタ。
なれないタートルのセーター、防寒対策に重ね着した重たいカーディガンもいけなかったな。
「肩、もんであげましょうか?」と、くまさん。
「おおおおすごい感激〜


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「ささ、座って座って。」
「うわぁ、本当にありがとう


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「ん?こりゃ見事にガッチガチだ



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ストーリーと写真が合っていないですって?
気のせいでしょう、きっと。



朝の改札前で、念入りに防寒対策をした女の子と、初老の紳士が二組、熱心に話をしている。

ただならぬ空気が漂っているのは、ひと組は握手をした姿勢のまま、もうひと組はお互いの瞳を覗き合うようにして話しているから。

横を通り過ぎる刹那に、紳士の声が耳に入る。

「いいかい。実力は十分だ。あとはそれを発揮すればいいだけだから…」

そうか。高校受験に向かう中学生と、塾の先生だ。



自分もかつてあんなふうに、生徒を励まして送り出した日々があったことを思い出す。

「あなたが受からないで誰が受かるの?もしあなたを合格させない大学だったら、通ってもろくな所じゃないから、こっちから見切ってやりなさい!」

相手が変わると励ます言葉も変わる。

普段どんなにシャイな子でも、反抗的な子でも、話を聞きながら透き通った瞳でまっすぐに見返してきた。

その瞳に宿る光の中に、共に積み重ねてきた時間の意味を観たものだった。



振り返ったわけではないけれど、その二組のことが強く印象に残る。

世間では、あらゆることが平等に、あちこちで同時に起きている。

その中のどれに目がとまるかは、その人が何を見たいと思って生きているかによるのだろうな。




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できれば「楽して大金持ちになったまま充実感を味わいつつ栄耀栄華に暮らし続ける方法」とかを観たいものだと思っているんですが、まだ見たことがありません。


カピバラ青年の後輩が嘆いている。ずいぶんご機嫌斜めの様子。

「あいつ、むかつくんだよ

「まぁ、ほら、あの人とっても真面目だから。正面から正論をたたきつけるというか…。しょうがないじゃない、キャラだから。」

そういう私に、カピバラ青年が言う。

「ここは真面目なやつばっか。ユルユルでドジで笑えるのはお前くらいだ。」

「ホント、そうだよねぇ。私くらいですよ、ユルユルなのは…って、そんなことないこれでもお腹はシュッと引き締まっているんだぞ。」



5秒ほど間をおいてから、カピバラ青年が突っ込んできた。

「嘘つくな。最近たるんできただろう、下っ腹。」



キーッ

こいつ、何で知っているんだ??

密かに気にしているんだ。厚着の下に隠れて、まだ人にはバレてないと思っていたのに。

まったく、油断も隙もないやつだ



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想定外の攻撃に一言も言い返せなかったことが何より悔しい


そういえば、同郷の知人が大阪市の小学校に配属になった時のこと。

心の底から嘆いていました。

「もう、授業にならない〜

子供らは、こっちがひとこと言うと10言返してくるし、

保護者面談なんて、吉本新喜劇30連チャンで見に行ったようなもの。

腹を抱えて爆笑して、拍手して呼吸困難に陥っているうちに終わっちゃって、気付いたら自分は「どうも〜」しか話してなかったりするんだもん

それで、先生しっかりとか言われても、どうしろっちゅうんじゃい



愚痴に泣きごと、時々頑張るメールがパタリと途切れた梅雨明け。

馴染んだのかなぁと思って、忘れるともなく忘れていたら、

秋に実物がやってきました。

すっかりスリムになっちゃって。

「どうしてメールくれなくなっちゃったの?もう慣れたから?」

「聞いてくださいよ〜

梅雨明けごろにプール清掃があったんです。

これから水を抜くって言うんで帰りがけだったけど見に行ったら、

同僚たちに突き飛ばされて、カバンごとドボンですよ。

ケータイも水没して、みなさんの連絡先がわからなくなって〜



知人は、3年頑張りましたが、文化の違いを乗り越えられず、大阪市に別れを告げたのでした。



恐るべし大阪市。

だけど、なんだかドキドキ大阪市

いつか、1週間くらい暮らしてみたいな。いや、3日くらいかな…2日かな…



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で、なんで次が名古屋市なのか、私には意味不明ですよ

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