Win-Win

あなたも幸せ。私も幸せ。

カテゴリ: まなぶ


長い連載を手際悪く書いているうちに、いろいろなことがあった。
追々書いていきたいことばかりだが、覚えていられるだろうか?


通勤に時間がかかる。3月に比べて1時間早く家を出ないと間に合わない。
その1時間の確保のため、今までの生活パターンを守れなくなってきた。
朝食後、コーヒーを片手にブログチェック、あわよくば記事を書くのが習慣だったが、どうも無理なようだ。

電車がおよそ30分。バスがおよそ30分。
歩きが合計15分。

バスの中での過ごし方は今後の課題だが、電車の1日1時間はガッツリ読書にあてられる。
実際、異動前よりもページが進む。バスの中でも読めたら完璧だが、どうも気分が悪くなっていけない。

ブロ友さんが読書記録を始められたのを見て、私もやってみようかなという気になった。これまでは、雑読の中から「これは」というものだけを記録してきたが、目を通したものは何でも記録してみることにした。期限は1年間。いったい何冊読めるものやら、試してみよう。

読書記録はこれまで様々な方法で試してきた。
専用のブログを立ち上げていたこともある。ノートは何冊も挫折した。手軽であること、邪魔にならぬこと、綺麗で見やすいこと。条件をひとつでも譲ると、たちまち三日坊主の理由になる。

結局、今まで使い慣れたブクログで記録することにした。

PCから見ると、サイドバーにこんな本棚があるでしょう?


 
ここに、4月1日から(その前のもあるけれど)読んだ本を入れている。今は1巻目から読み通している「鬼平犯科帳」シリーズばかりだが、もうすぐ終わってしまうので、今後はあれこれジャンルが散らばることだろう。
本がお好きな方がいらしたら、気になる表紙が出てきたときにでも、ちょっとチェックしてみてほしい。
読書談義ができたら楽しいかも!

読んだら何でも載せる気だ。仕事関連の本も多いはずなので、もしかしたら10年前に雇い主と「この仕事のことはブログに絶対書くな」と 約束させられたため、ひた隠しにしている職業がバレるかもしない。別に突飛な仕事をしているわけでもないのに、わざわざ隠しておくのも難儀なことだ。
ま、雇い主も何代も代わったことだし、それはそれでいいか!
法令遵守の範囲内でね






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そういえば、同郷の知人が大阪市の小学校に配属になった時のこと。

心の底から嘆いていました。

「もう、授業にならない〜

子供らは、こっちがひとこと言うと10言返してくるし、

保護者面談なんて、吉本新喜劇30連チャンで見に行ったようなもの。

腹を抱えて爆笑して、拍手して呼吸困難に陥っているうちに終わっちゃって、気付いたら自分は「どうも〜」しか話してなかったりするんだもん

それで、先生しっかりとか言われても、どうしろっちゅうんじゃい



愚痴に泣きごと、時々頑張るメールがパタリと途切れた梅雨明け。

馴染んだのかなぁと思って、忘れるともなく忘れていたら、

秋に実物がやってきました。

すっかりスリムになっちゃって。

「どうしてメールくれなくなっちゃったの?もう慣れたから?」

「聞いてくださいよ〜

梅雨明けごろにプール清掃があったんです。

これから水を抜くって言うんで帰りがけだったけど見に行ったら、

同僚たちに突き飛ばされて、カバンごとドボンですよ。

ケータイも水没して、みなさんの連絡先がわからなくなって〜



知人は、3年頑張りましたが、文化の違いを乗り越えられず、大阪市に別れを告げたのでした。



恐るべし大阪市。

だけど、なんだかドキドキ大阪市

いつか、1週間くらい暮らしてみたいな。いや、3日くらいかな…2日かな…



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で、なんで次が名古屋市なのか、私には意味不明ですよ


いや〜、まいりました

昨日から書き始めた小説を封印することにしました。

あんな書き出しで、どんでん返しの末に、そう終わるのかぁとなる、スペクタクルな展開が浮かんでいて、もう半分ほど下書きが済んでいたのですが…

どうやら公開していい時期ではないか、まだ読む段階に来ていない方が読者さんにいらっしゃる可能性があるかしているのだと思います。

あるいは、私にまだ書く資格がないか…。



してはいけないことをすると、体が「ちょっと待った!」と教えてくれます。

昨日のはすごかったです。

デ〜ジ超やばいと思ったです。



私は体が弱いのだと思っていましたが、どうも違うようです。

私の体は、多分饒舌なのです。

テレビで、関西のおばちゃんが話している様子を見ると、ものすごく親近感が湧きます。

私自身は全然ああではないし、育ってきた環境にああいう方がいたということも一切ありません。

なのに、すごく懐かしい感じがして、いつまでも聴いていたくなります。

そうか、そういうことか。

私の体は、多分、関西系なんだわ。



おばちゃん、ありがたいとは思うけど、できたらもうちょい早く教えてくれる?

ぶははコケてからのほうがおもろいやんけ

なんでやねんえげつないわぁ。



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コメントも頂いていたのに、ごめんなさい。


久しぶりに暖かな土曜日。

仕事に行くくまさんに合わせて起きたものの、見送ったらそのままぐずぐずと寝たり起きたり。パジャマのままで14時、15時…

消化したいことがある。それも、無理にではなく、忘れるでもなく。

持ち帰ったワインボトルの中の澱が底に沈むのを、ただ待つような。

せっかくの楽しいお誘いも断って、無為のうちに時を過ごすことを肯定できるようになった。

これは、成長というより「老い支度」と呼ぶ境地なのかもしれない。



敬愛する友人から問いかけられた。

「江戸時代なら、歩いて2日かかったところでも、今じゃ電車で1時間。1ヶ月の旅のはずが新幹線やら飛行機やらで半日もかからない。

1枚ずつごしごししていた洗濯も、ポイポイ入れてスイッチポン。

ご飯だってレンジでチン。

昔、たくさんの時間がかかっていたはずのことが、便利な道具のおかげで、あっという間にできるようになったということは、その分、余った時間が出るはずなのに、どうして私たちはこんなにも忙しい?

いったい、余った時間はどこにいったのだろう?



なるほど、本当にそうだわ。




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どこにいったと思いますか?


通学路の途中にある日当たりのよい丘に、とある有名企業の寮が建った。

クラスにやってきた転校生がその寮の管理人の娘だとわかったのは、学級委員のあなたが面倒をみてあげるようにとの先生のいいつけに従って一緒に帰ったからだ。

私の友達は転校生だらけ。

でも、広大な新興住宅地のおかげで転校生が山ほど来るわりに、友達は少ない。

転校生がクラスになじんでほかに友達を作ると、不思議と私から離れていくからだ。



寮って、まるでホテルのようなのよ。

転校生はそう言って、新築の寮の様子をいくぶん自慢げに、詳しく話してくれた。

おじいちゃんとおばあちゃんの金婚式の時に一度だけ泊ったことがある、大きな玄関とお風呂と大きなお部屋の、あれがホテルだ。

寮にはホテルと同じようなラウンジがあって、山のように積んである本や漫画や雑誌を誰でも好きに読んでもいいということだった。

子どもに漫画を読ませない方針の我が家にいては、友達の漫画の話にはまったくついていけいない。

その方針が教育的なものと説明されていたけれど、経済的な理由が9割以上ではなかったのか。かなり怪しい。

とにかく、私は「漫画」にあこがれ、飢えていた。

うらやましいな。うらやましいな。うらやましいな。



両親が寮の仕事で忙しく、話し相手がほしかった転校生の家に遊びに行くようになるまで、それほど時間はかからなかった。

私の家には、お正月におじさんやおばさんがお年玉代わりにくれる、夢中にはなりにくい偉い人の話や頭の体操の本しかなかった。

それでも、それを擦り切れるほどに読んだ。

そんな私に、ラウンジに積まれた見たこともない雑誌や漫画の数々は宝の山にほかならなかった。

最初のうちは転校生に気を使って、彼女が話しかけてきたときは彼女を優先して、本を下すことができた。

でも、次第に、その努力が難しくなった。

彼女が話しかけていることにも、外が暗くなったことにも気付かなくなったから。

特に、あの漫画!

当時連載中だったあの漫画は大人気で、日本中の少女が、毎月次の話を読むのを待ち焦がれていた。

私には無理だと諦めていたその漫画が、そこにはあった。

時には、発売日にお母さんが買ってきてくれていた雑誌を、転校生が読み終わるのを待って、すぐに読ませてもらったりもした。

待ち切れずに「まだ?」とせかしてしまったこともある。

その漫画に限ったことではない。

美しい写真、おしゃれな洋服、奇想天外なストーリー、恐ろしい事件…何もかも貪るように読んだ。

自分に夢中の少女には、その姿が相手にどう思われるかなど、考える余地もなかった。



ある日、転校生は私が夢中になっている漫画をパッと取り上げて、こう言った。

「ひどい。Hikariちゃんは私と遊びたくて来ているんじゃない。本が読みたくて私を利用しているだけ。もう来ないで!」

さよならは、ある日突然だった。

小さいころからたくさんの少女漫画を読んできた彼女は、私がまだ知らない表現で、的確に私を責めた。

私はこうして、また友達を失った。



昨日、ひょんなことから、その漫画を全巻まとめて手に入れた。

絶版になったその漫画はプレミアがついていたけれど、今なら瞬きする程度の努力で手に入る。

大人になった私の目線で読んだら、何を感じるのだろうか。

そう思ってのことだった。

今でも、読み始めると止まらない。

ところどころ知らないストーリーが展開されている。

結末を知らないままだったことにも気付いた。

その漫画がどうしてあんなに人気を博したのか、ようやくわかった。 

人が生き生き伸び伸びと生きて自己実現する知恵がそこには満載だったから。



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私があれほど恋い焦がれたのは、シンデレラストーリーにではなく、生きる知恵にだったのかもしれない。

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