脳は自分が安定して活動するためのエネルギーを確保するために、消化器系が嫌がっても、即活用できる糖分を欲しがるらしいと分かってから、いろいろな現象が納得できるようになった。

思えば、腸はえらい。
脳は「チョコレートが食べたい、お菓子が食べたい」と自己主張するけれど、腸は入ってきたものを黙って処理するわけだ。毎日毎日、いつもいつも。嫌いなものでも、毒がいっぱいでも、文句ひとつ言わずに力いっぱい働いているのだ。腸だけではない。胃も、膵臓も、肝臓も、胆嚢も、ほかの消化器系みんな、協力して力を出し合って、頑張り続けているのだ。
えらいぞ、ありがとう。

その頑張りを軽視して、脳の言うままに甘いものを摂り続けたり、刺激物を好み過ぎたりしていると、肥満になったり病気になったりして「ねえ、苦しいよ。これはよくないよ。私たち、疲れてきたの。助けて。」と教えてくれる。毒がたまりすぎたり、処理しきれない量を食べたりすれば下痢をして「いらないものが増えすぎているよ。これ以上は頑張れないよ。だから捨てさせてね。」と教えてくれる。

太り過ぎてしまったり、病気になったりしても、食べ方を変えないでいるということは、脳の方を大切にしすぎているということかもしれない。下痢をしたといってすぐ下痢止め薬を飲んでしまうのは、腸の悲鳴を無視しているということかもしれない。

それでも、今日も腸さんは黙々と働いている。

私たちが知るべきことは、その腸が免疫力の中心だということだ。
たとえば、先にあげた『脳はバカ、腸はかしこい 』の著者である藤田先生が監修している、サントリーのこちらのサイトなどを見てほしい。
http://health.suntory.co.jp/protect/meneki01/03.html

腸を疲れさせ、機能低下を招く=腸内の善玉菌が少なくなり、悪玉菌が増える=と、下痢や大腸炎などの腸の病気だけでなく、食物アレルギーやガンの原因にもなっていくということらしい。

そして、腸内細菌について調べていて、こんな文章にぶつかった。
例えば、母乳で育てられている乳児と人工のミルクで育てられている乳児では、前者では、ビフィズス菌などのBifidobacterium属の細菌が最優勢で他の菌が極めて少なくなっているのに対して、後者ではビフィズス菌以外の菌も多く見られるようになる。このことが人工栄養児が母乳栄養児に比べて、細菌感染症や消化不良を起こしやすい理由の一つだと考えられている。
(ウィキペディア 腸内細菌 より)
私は母乳を飲んでお腹を壊す赤ちゃんだったと再三聞かされている。吐く、下すで母乳を受け付けなかったらしい。ということは、もともと私は腸内の善玉菌がすくない体の持ち主だったということだ。もともとの器質に加え、免疫力も低かったわけだ。なるほど幼いころから、虚弱病弱だった理由もこれでわかった。

腸を元気にしよう。
人生最大級に元気にしよう。
これで花粉症もさらに軽減されるに違いない!

それにはどうしたらいいか、調べているうちに、あるものに出会った。






ポチッと応援お願いします