お母さん
御子息を心から愛していらっしゃることが深く伝わってくるお手紙でした。しかしながら、お母さんのお考えでは、かえってご子息の成長を妨げます。

確かに、私はテストの返却時に、「もうひと頑張り」と声をかけました。なぜなら、間違えた解答の中にケアレスミスがいくつか見られ、慎重に答えていれば正解できるはずだったからです。そのことはご子息にも説明しました。

満点の生徒がいて、皆の前で誉めたことも事実です。その生徒は、化学が苦手だったので、一生懸命問題集に取り組み、とうとう化学が得意になったのだと話してくれました。私はその努力を讃えたく思いました。

今度こそと思った得点が思ったほど伸びなかったら、気分は沈むでしょう。しかし、気分が沈むことは悪いことではないと思います。その悔しさがバネになり、次の成長につながるなら、かえって良いことと私は考えます。

長い人生では、思いがけず努力が実らない時もあるでしょう。それを全て個性と諦めてしまっては、できることもできなくなってしまいます。また、努力さえすれば誰でもなんでもできるわけではない。それはお母さんがおっしゃる通りです。

ご存知でしょうか?AKB48は48人ではありません。研究生も含めたら90人もいるのです。メッシだって練習をしなければサッカー選手にはなれなかったでしょう。長所を生かすのは大切、でも、学生のうちは、短所を伸ばすのも大切です。

何より、悔しかったら、自分で言いに来させてください。お母さんが校長や教育委員会に言うのではなく、生徒自身が私のところへ来て不満を

あ〜ダメ。こんな手紙じゃかえって怒りの炎に油を注ぐだけだぁ





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自分の誠意と言葉が誰にでも通じるという信念にさよならを告げた時、私の青春も終わった気がしますわ。