先生、あのね、ぼく、先生に ひみつの話を書きます。
だれにも言わないでね。やくそくだよ。
ぜったい、ぜったい、言わないでね。

ママは、きっと、ぼくのことが きらいになったと思います。
ママは ちづるだけがすきで、ぼくのことは きらいです。
ぼくが いい子じゃ ないからかな。

ちづるは ぼくの おもちゃで あそんでも おこられません。
でも、ぼくが ちづるに おもちゃを かさないと ママは おこります。
ちづるが ぼくの おもちゃを こわしても、ママは おこりませんでした。

ママは ちづるを だっこします。
でも、ぼくのことは だっこしません。
もう おにいちゃんだから だっこは しないんだって。

ぼくは ちづるみたいに だっこされたいのに してくれません。
パパも ちづるにだけ やさしいです。
おにいちゃんなんだから ちづるに やさしくしろって 言います。

ぼくは、パパとママに すごく おこっています。
パパとママが ぼくを きらいなら、ぼくは いえで します。
パパとママが いっしょうけんめい さがしても みつかりません。

この前、おねつが 出た時、ほけん室の ベッドに ねました。
いえで したら ほけん室に かくれます。
先生、ママには ぜったい おしえちゃ だめだよ。ぜったいね。




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今日もフィクション、モデルもいません。

「絶対内緒だよ」といわれると、心の底から誰かに話したくなっちゃったりしませんか?