おはようございます。Hikariです。
今日は3月最終日。寒いですね〜。外は冷たい雨がしっかりと降っていて、薄暗くて、まるで夕方のようです。
私と同じように休暇をとっているくまさんも、おでかけをする気持ちになれなかったようで、後ろでゴロゴロ新聞を読んでいます。
銀行だとか、郵便局だとか。
平日にお休みをいただいたからこそできる用事がいくつかあるというのに、ぜんぜんやる気にならないのは、きっと天気のせいだということにして、骨休めをしています。
明日からは、新たなスタートです。
髪を切って、爪を切って、マニキュア落として、瞳を上げて。
今日はその、準備の日ということで。
それでは、『光源氏計画』の完結に向けて、しばらく連載したいと思います。
先輩への手紙 1
僕は、年賀状くらいしか手紙を書いたことがありません。
しかも、送るつもりのない手紙を書くなんて、考えたこともありませんでした。
でも、この手紙は、どうしても書きたいと思います。
先輩に読んでもらうことはないけど、一生懸命書きます。
先輩、と呼びかけることをゆるしてください。
先輩は名前で呼べっていつも言うけれど、やっぱり、今はまだ、「先輩」です。
先輩に出会って、1年ですね。
最初はなんて長いんだろうと思っていたけど、振り返ってみると、あっという間でした。
いろんなことがあって、失敗したり、迷惑もかけたけど、すごく充実した1年でした。
先輩に、大事なことをたくさん教えてもらって、少しは成長したかなと思っています。
1年前、僕はとても自信を持ってこの会社に就職しました。
けっこういろいろとバイトもしてきたし、最初はうまくいかなくても、すぐに慣れたし、ほめられたり頼りにされていると思ってきたからです。
大丈夫、自分にはできると、いつも前向きでした。
だから、この会社に来て、いろんなことでいろんな人に叱られて、最初はほんとに驚きました。
怖い人たちだなと思いました。
まさか、自分のせいでみんなが怒っているなんて、考えもしませんでした。
暑くなってきた頃だったと思います。
何のことだったか、細かいことは忘れてしまったけど、誰かを怒らせてしまったときに、先輩が、なぜその人が怒っていたのか、わかりやすく説明してくれたことがありました。
自分が何気なく言っている言葉が、相手をイライラさせていたとわかって、すごく驚いたし、しまったと思いました。
先輩に言われなければ、いまだに気付いていなかったと思います。
多分、あの時から、僕は先輩を頼りにするようになったのだと思います。
いや、ちがうな。
もっと前。
仕事が始まって3週間目くらい。
任された仕事を、ひとりでやりきれなくなってパニックになったときに、先輩は当たり前のようにやってきて、手伝ってくれましたね。
僕の代わりにその仕事をしながら、どうすればいいのか、簡単そうに説明してくれました。
聞いてもぜんぜん先輩と同じにはできなかったけど、どれほど助かったか、言葉では言えません。
きっと、あの時からです。
あ、違う。
違います。もっと前。
初日です。
出社初日に、僕は、ちょっとしたミスをして叱られていました。その時、その場に居合わせた先輩が、「まぁまぁ、これから気をつければいいのだから。」と、間に入ってくれました。
すごく、ほっとしました。
そうか。僕は最初から、先輩を頼りに思っていたんですね。
(つづく)
今日も読んでくださってありがとうございました。
あなたに、あらゆるよきことが起きますように。





」
」








